これから住宅の購入を検討している人にとっては、できれば自分が購入する住宅の価格が将来値下がりすることは避けたいと思う方は多いと思います。
住宅がどのような要因で値下がりするかは気になるところでしょう。
私も住宅購入時は、何があるかわからない人生ですから将来的に売る可能性も考えており、購入にあたっては将来の価値を非常に気にしていたので、不動産会社の方にも色々と聞いて確認をしました。
今回は、住宅の価格に影響を与える要因についてご紹介します。
不動産価格に影響を与える要因
エリアの発展・衰退
住みたい街ランキングにあがるような人気あるエリアでは、駅前や周辺が発展しているところが多く、このようなエリアでは土地の価格が上がっているため価格は高くなります。
また、このようなエリアの人気は長続きすることが多く土地価格を維持しやすいです。
一方で衰退しているエリアは、価格は下がってしまいます。
郊外などの利便性が低いエリアを求めて新たに入ってくる人は少ないため、そのエリアの価格は下がっていってしまいます。
近隣環境の変化
駅や商業施設などの近隣環境の発展は価格を上げる要因となります。
近くに駅ができる、大きな道路ができてその周辺の商業施設が充実する、駅ビルができる、駅周辺に商業施設が増えるといったことがあれば、そのエリアの価格は上がります。
私がお世話になった不動産会社の方は特にこの点は重視しており、購入を検討するエリアの都市開発計画はしっかりチェックすると良いと言われました。
ただ、発展と同時にマンションがたくさん建設され始めているようなエリアは注意が必要です。
マンション建設による風害や、高層マンション建設による日照障害などの影響を受けてしまえば自分の住宅の価格が下がる可能性があるためです。
私の友人もそのようなエリアで住宅を購入し、しばらくして目の前にマンションが建ってしまい日照面で支障が出てしまった人がいました。
建物の劣化
土地は年数が経ったからといって値下がりすることはありませんが、建物は築年数が経ち古くなればなるほど価格は下がっていきます。
新築を購入して住んだ時点で価格は下がり、最初の5年で大きく値下がりします。
その後、10年でまた大きく下がり、15年、20年経つと値下がりも落ち着いてくるといったケースが多いです。
築年数が20年以上の中古住宅であれば、購入時との価格の差異が少なくなるので、値下がりを避けるという意味では1つの方法かもしれません。
まとめ
これから住宅の購入を検討する方で、価格の変動を気にされる方は、住宅選びの際に上記の要因を頭に入れて検討してみてはいかがでしょうか。