不動産会社選びは住宅購入時の悩み事の一つですよね。
不動産会社といっても、形態は様々でいくつかに分類できます。どのような不動産会社の種類があるのかを理解し、自分にとって適切な不動産会社を選ぶことが、理想の住宅購入の第一歩だと思います。
今回は、不動産会社の主な種類についてご紹介します。
取引形態の種類
まず不動産の取引形態には以下のような種類があります。
■売主直売
不動産会社自らが所有している物件を直接販売する形態です。
売主と購入者の間に仲介を介さないので仲介手数料が発生しません。
■販売代理
物件を所有している売主から委託を受け、「販売代理会社」が売主に代わって販売活動から契約までの取引を請け負います。
販売代理では、購入者との窓口になるのは「販売代理会社」となります。
売主には手数料が発生するが、購入者には仲介手数料は発生しません。
■仲介
「仲介会社」が売主から依頼を受けて販売活動を行い、購入者希望者がいた場合には、売主と購入者の間に入り取引を行う形態です。
売主、購入者共に「仲介会社」への仲介手数料が発生します。
不動産会社の種類
続いて不動産会社の種類です。
■デベロッパー
デベロッパーとは、マンションや大規模な宅地の開発を行う会社です。
野村不動産や住友不動産、三井不動産などがこれに該当します。
■ハウスメーカー・工務店
新築一戸建てなどの住宅建設を行う会社です。戸建ての他、マンションなどの集合住宅を建設する場合もあります。
積水ハウスや大和ハウス工業、住友林業などがこれに該当します。
■販売代理会社
分譲マンションや一戸建ての販売業務を売主に代わって行う会社です。販売業務のみを行います。
■仲介会社
仲介会社は、売主から依頼を受けた物件について、購入者を募集し、購入希望者が現れたら契約を結ぶ「仲介」を行う会社です。
CMでよく見る東急リバブルはこれに該当します。
物件タイプ別の不動産会社の種類
購入する物件のタイプによって、販売窓口や売主など関わる不動産会社が異なります。
物件タイプ別の不動産会社の種類をご紹介します。
新築マンション
■販売形態:売主直売、販売代理
■売主:デベロッパー
■販売窓口:デベロッパー、販売代理会社
新築マンションは売主がデベロッパーであることが多いです。
売主直売の他、販売代理会社が販売窓口になる場合も多いです。
新築一戸建て
■販売形態:売主直売、販売代理、仲介
■売主:デベロッパー、ハウスメーカー・工務店
■販売窓口:デベロッパー、ハウスメーカー・工務店、販売代理会社、仲介会社
新築一戸建ての場合、1戸や数棟の宅地の場合はハウスメーカー・工務店が売主で、大規模な宅地だとデベロッパーが売主となる場合もあります。
中古マンション
■販売形態:主に仲介
■売主:個人が多い
■販売窓口:売主、仲介会社
中古マンションの場合、仲介会社が売主と購入者の間に入って仲介し、契約を行うケースが多いです。
中古一戸建て
■販売形態:主に仲介
■売主:個人が多い
■販売窓口:売主、仲介会社
中古マンション同様、仲介会社が売主と購入者の間に入って仲介し、契約を行うケースが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
不動産会社には分類があり、物件タイプによって関わる不動産会社は変わってきます。
自分が購入を検討している物件タイプはどのような不動産会社と関わりがあるのか理解し、理想の不動産会社選び、物件選びをしてください。